(論点)遺伝因子の残酷な事実?

2024年04月20日

先日、岡田斗司夫ゼミの過去動画で、「年齢を重ねるほど知能の遺伝が色濃く出る」内容の話がありました。元ネタは、橘玲著の「もっと言ってはいけない」という本の内容です。同じ著者の「バカと無知」は読んだことがありましたので、少し興味がわきました。実際、自分はどちらなのだろうと考えながら聞いていました。とても面白い内容でしたので、お届けしようと思います。

目次

1.橘玲著の「もっと言ってはいけない」

2.遺伝因子の話(岡田斗司夫ゼミ引用)

3.まとめ


1.橘玲著の「もっと言ってはいけない」

 アマゾンのレビューには、

「分子遺伝学、脳科学、統計解析、人類学……

最新知見から人気作家が明かす、現代の人間社会に潜む残酷なタブー!

◎日本人は優れているのか、愚かなのか?

  • 日本人の3分の1が日本語が読めない!?
  • それでも日本人は先進国でトップクラス
  • 日本人は世界一「自己家畜化」された特別な民族
  • 古代の大虐殺の果てに誕生した日本人
  • 海外で成功した日本人の知られざる秘密
  • 「日本が華僑に侵されなかった」真相
  • 縄文人と弥生人のちがいは「下戸遺伝子」
  • 「内向性」にも遺伝子が関係
  • 「置かれた場所」で咲いても不幸がある
  • 日本人は「ひ弱なラン」
  • 現代の日本で幸福を感じにくいワケ

◎人種と知能の禁断の関係

  • 「国別知能指数ランキング」の衝撃
  • 白人と黒人のIQを比較してみたら
  • IQの高い国と低い国があるという統計
  • 知能の低い国民が多いほど、その国が混乱する
  • 科挙が東アジア系の知能を上げた?
  • アボリジニのIQは高い
  • 欧州ではなぜ北に行くほどIQが高いのか?
  • 知能の高い人が低い人から搾取する社会
  • 男の脳は極端、女の脳は平均を求める
  • 東アジアには遺伝的に「うつ病」が多い
  • 遺伝とその国の文化は「共進化」する

◎これが残酷すぎる「社会の黙示」である

  • ネットやSNSが、実は未来の希望を塞いでいる
  • 知識社会で生き抜くための知能のハードルは上昇中
  • 知識社会に対応できるのは全体の一割
  • リベラルな社会ほど遺伝率が上がっている
  • 高年収をもたらす性格がある
  • 恋愛、結婚、老後に遺伝が影響している
  • 年を取るほど、親に酷似する
  • 天才は難病に見舞われやすい
  • 楽観的な脳と悲観的な脳がある
  • 言語が乏しいと保守化する
  • 教育無償化で弱者はさらに苦しむ
  • 「ゲイ遺伝子」が存在する意味
  • 日本のリベラルは睾丸が小さい?
  • やはり努力は遺伝に勝てないのか?

                (本書より抜粋)」

この記事を執筆時点では、この本を読んでいませんが、これだけの見出しを見せられると、いやでも興味がわいてきます。

2.遺伝因子の話(岡田斗司夫ゼミ引用)

「身長の遺伝率は50%ぐらい。知能の遺伝率というのを調べてみると、80%。本来持っている資質に限らず、親が教育熱心であれば、11歳までは遺伝より環境の影響の方が大きい。ところが、二十歳ぐらいになってくると、頑張り屋であっても何にしても、徐々に徐々に遺伝の方の発現率の方が高くなっていく。中年ぐらいになってくると、遺伝因子の方が大きくなってしまう。

 昔は勉強できたのに最近ダメっていうのは、僕らよくあるじゃん。

 僕自身小学校の頃は勉強なんかは、勉強なんかしなくてもできたんだけれども、高校の頃になるとクラスの後ろの方に行くんだけれども、これはもともと、僕の両親の遺伝子が、あまり頭が良くないので、それの発現率がどんどん上がってきたんだよ。

大学のころまでは、習慣づけた行動とか能力とかはキープできるんだけど、しかし30歳を超えると、そのような習慣を維持し続けること自体が、遺伝要素なってくる。頑張り屋の息子は努力を維持し続けることができ、さぼり屋の娘は努力を維持できなくなってくると。40歳を超えたころには、遺伝率80%となるので、残酷なほど自分の親に近づいていく。」(引用終わり)

元ネタ https://youtu.be/zLIPfTV58BY?si=BTo_BiSg2_uedrPn

3.まとめ

 同意する部分と、反論したくなる部分がありましたが、今まで人生の中であった出来事なんかを見返していくと、納得いく部分が多かったので取り上げてみました。

 自分に当てはめると、一番最初になりたかったのは、自衛隊の戦闘機のパイロットですが、裸眼で1.0以上、そして永久歯に生え変わってからは治療を一度もしたことがない方が、パイロトになる資格があると言われました。虫歯の治療をしていると気圧の変化ではが砕けてしまうらしいです。その後、化学に傾倒してそっち系の大学にも入り、就職もしたのですが、インターネットに興味が出て(1998年ごろの話)留学してネットワークエンジニアとして働き始めました。見事に一貫性がないように見えますよね。

 最終的に、司法書士にはなりましたが、私のベースは理系です。

 しかし、今回のトピックに当てはめてみますと、ずっと何か目標を立てて勉強してきたと思います。ということは、うちの両親の遺伝子の出来が良かったからなのか?なんか釈然としない内容でしたが。

 でも、社会に出てからいろいろな人に出会いましたが、出世競争で肝心なところで一押しができなかったり、人生を変えるんだと言って、資格勉強を始めて合格して専門家になっても、芽が出る人とでない人がいるという現実を見ますと、あながち外れていないのかもしれませんね。

 橘玲著の「もっと言ってはいけない」は、先ほどアマゾンで買いました。読むのが待ち遠しいですね。

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